ビタミン⑩~目の健康維持に必要なレチノールとカロテン~

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まぁさん
まぁさん

こんにちは。
今回から、脂溶性ビタミンについて語りたいと思います。
脂溶性ビタミンとは、名前のとおり脂に溶けるビタミンで、私たちの体に蓄積されやすいビタミンです。
https://www.fsc.go.jp/sonota/maternity/maternity.pdf

上記に、厚生労働省より発表されている妊娠中のビタミンAの摂取についてのパンフレットを載せています。
これから妊娠を計画されている方や妊娠中の家族がいる方を中心に一度ご確認ください。

もちろん、通常の食生活においてはむやみに過剰症を心配することはありませんし、野菜などから摂取するカロテンは体内で調節されていますので、気にする必要はほとんどありません。

ゆずにゃん
ゆずにゃん

皆さんは、暗いところでモノが見えにくいと思ったことはないかにゃ?ゆずにゃんは暗いところでもお目目パッチリにゃ!
ビタミンAは、暗いところでの視力の調節に役立つビタミンだから、適切に摂取できるように緑黄色野菜をしっかり摂るにゃよ♪

ビタミンAとは

レチノール、レチナール、レチノイン酸の総称です。

また、植物に含まれるβーカロテンは摂取すると小腸で吸収され、ビタミンAに変換されるためプロビタミンAや前駆体と呼ばれます。
βーカロテン以外にも、α型やγ型、クリプトキサンチンなどといった種類もあり、これらもビタミンAの仲間に分類されます。

つまり、レチノール=カロテンというわけではなく、レチノールに変換される前の状態をカロテンと呼ぶということになります。

ビタミンAの働き

ビタミンAには、目や皮膚の粘膜の健康を保つ働きがあります。
また、抵抗力を強める働きもあるため、風邪などの予防にも適しています。

そして、レチノールは視細胞での光刺激反応に関与するロドプシンという物質を合成するのに必要です。これは暗順応(薄暗いところで視力を保つ)と呼ばれ、不足すると夜盲症と呼ばれる症状が出ることがあります。

食事摂取基準

ビタミンAの食事摂取基準には、ビタミンAの前駆体(βカロテンやクリプトキサンチンなど)を合わせた”レチノール活性当量(REA)”が使われます。

このレチノール活性当量で表される1日の推奨量は、18~29歳の男性で850μgREA、30~49歳で900μgREA、50~69歳で850μgREA、女性は18~29歳で650μgREA、30~69歳で700μgREAです。

耐容上限量は、脂溶性ビタミンのため、体内に蓄積しやすいので男女ともに18歳以上は2700μgREAに設定されています。

欠乏症と過剰症

欠乏症として、一番有名なのは夜盲症です。前述のとおり、ビタミンAは光の刺激反応に関わる栄養素のため、不足すると暗いところが見えにくくなるという症状が出ます。また、粘膜を健康に保つ役割もしているため、皮膚や粘膜の角質化、乾燥、肥厚、子どもが不足すると成長の停止になることもあります。

過剰症としては頭痛、嘔吐、皮膚障害、神経炎、脱毛などの症状があります。

また、妊娠中の女性はビタミンAの過剰摂取により胎児に影響が出ることがありますので、サプリメントの服用には注意が必要です。

多く含む食品

  • 豚や鶏のレバー
  • うなぎ
  • 乳製品

βーカロテンは、藻類やシソ、人参やかぼちゃなどの緑黄色野菜に多く含まれています。

まとめ

まぁさん
まぁさん

緑黄色野菜については、以前の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください!
私事ですが、5月に出産しました。
今後は、育児に関する記事も随時更新します。
栄養士として、1人の女性として、そして母としての様々な視点からより多くの方へ適切な情報や参考になる知識をお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

ゆずにゃん
ゆずにゃん

ゆずにゃんは、人生の先輩になったにゃ!
色々この世界のことを教えてあげるにゃ!
まずは、よく寝てよく泣いてよく飲むにゃよ。
そして、もう少し経ったらゆずにゃんとたくさん遊ぼうにゃ♪
次回は脂溶性ビタミンの2種類目、ビタミンDだにゃ~
ぜひご覧ください!

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