ビタミン④~ビタミンB6は腸内細菌が作ってくれている!?~

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まぁさん
まぁさん

こんにちは。
以前、炭水化物シリーズでオリゴ糖の話をしました。
その際、腸内の細菌、善玉菌がビタミンを合成してくれている働きもある、と紹介しました。そのビタミンの1つは、今回取り上げるビタミンB6です!このビタミンも補酵素として生命活動の維持に欠かせない栄養素です。
詳しい働きを載せていますので、ぜひご覧ください。

ゆずにゃん
ゆずにゃん

ビタミンB群は、色々な種類があるにゃね。
数字が付いているのは、1、2、6、12。
覚えやすいにゃー!!
ただ、今回のビタミンB6は、化合物名が覚えにくいにゃ・・・
覚えられた方、すごいにゃ・・・♪

ビタミンB6とは

ビタミンB6としての活性を持つ化合物は、3つあります。
ピリドキサール、ピリドキシン、ピリドキサミンです。

これらは白色の結晶です。
水溶性のビタミンで、光によって分解されやすい性質を持ちます。

ビタミンB6の働き

では、ビタミンB6の働きを見ていきたいと思います。

ビタミンB6は、食品中ではタンパク質やリン酸と結合した状態で存在しています。
加熱などの調理や、体内の消化酵素により、タンパク質の変性が起こり、ピリドキサール、ピリドキシン、ピリドキサミンといった化合物に分解され、吸収されます。

吸収されたこれらの化合物は、主にアミノ酸や脂質の代謝に必要な補酵素として働きます。

また、そのほかには免疫機能、皮膚の抵抗力を高める、ヘモグロビンの合成、神経伝達物質の合成といった働きに関与しています。

摂取基準量

日本人の摂取基準によると、ビタミンB6の1日の推奨量は、
18歳以上の女性で1.2mg、男性で1.4mgとなっています。

耐容上限量(健康リスクに影響を及ぼさない摂取量)は男性18~29歳で55mg、30~49歳で60mg、50~69歳で55mg、女性18~69歳で45mgと
設定されています。

欠乏症と過剰症

欠乏症は、皮膚炎、舌炎、口内炎、口角炎、貧血、リンパ球の減少がみられます。
また、神経の伝達物質の合成に関与しているため、成人では神経系の異常が出ることがあります。

過剰症として、こちらも神経の伝達物質の合成に関与しているため、感覚神経の障害が見られることがありますが、通常の食生活においては起こりにくいとされています。

多く含む食品

  • 野菜類
  • 穀類
  • 魚介類

野菜類は、ニンニクやトウガラシに多く含まれています。穀類では、特に米ぬかや小麦胚芽に含まれています。魚介類は、マグロなどに多いです。

また、腸内の有用細菌によりこのビタミンB6は合成されているため、腸内環境を整えることでビタミンB6の欠乏も起こりにくいと考えられます。

まとめ

まぁさん
まぁさん

腸内の環境を整えるために、オリゴ糖や乳酸菌の摂取は大切ですね。
ビタミンはもちろん食品から摂取することも可能ですが、腸内の細菌に任せることができる部分は、手助けしてもらえるとよりよいですね。化合物名は少し覚えにくいですが・・・
ぜひゆずにゃんと覚えてみてください♪

ゆずにゃん
ゆずにゃん

えーっと
ピリドキサール、ピリドキシン、ピリドキサミン・・・
似ているような、似ていないような・・・
とりあえず、ビタミンB6でいいにゃ!!
ゆずにゃんはニンニクとかは嫌いにゃよ・・・

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