こんにちは、みゃぁさんです。
過去2回に渡って、大学在学中に学費を自分で稼ぎ切る方法について記事にしてきました。未だご覧になっていない方は下記リンクからご覧ください。
今回は、私が実際に大学在学中に塾講師のアルバイトで学費を稼いだ話を紹介したいと思います。個々のイベントや時給を上げた詳細は別途記事にしますので、今回はアウトラインとして一読頂ければ幸いです。
無名の個別指導塾の面接を受けたのが始まり
大学入学を機に学費というモノが必要になったわけですが、どうやって稼ごうかと高校の卒業式3日後くらいに考えておりました。
その時思ったのは…
- 受験勉強が終わって人生で一番賢い今の能力を活かしたい
- 理系なのでバイトする時間がない=単価の高いバイトをしたい
- 面白いことをしたい
3つの条件を考えた時に、当時思いついたのが塾講師しかありませんでした。
しかし、塾講師と一言で言っても大手の進学塾から小さな町の塾、個人でやっている半家庭教師みたいな寺子屋まで様々です。
生徒数が少ない塾がチャンスだった
私が働く塾として選んだのは、当時無名で開業したての新規の塾でした。
確か大学生のアルバイト講師を含めても3人しかいなかったと思います。生徒数うも全学年合わせて20人いなかったくらいでした。
そんな超弱小塾でしたが、弱いからこそチャンスだと私は考えました。
もし、20人しかいない生徒数を1000人にできたらどうなるか?
授業シフトが大幅に増えてアルバイトに入れる時間が増えますよね。
塾全体の売上が上がって利益が出るので時給が上がりますよね。
色々ありますが、基本的にはメリットが圧倒的に大きいと思います。
(もちろんデメリットもあります)
私は、とある生徒数をアップする作戦を続けた結果、6年間で生徒数1000人増+4校舎増の成果を出すことができました。
アルバイトながら本社で評価して頂いたので時給が一度の昇給で1000円上がりました。
何が言いたいかと言うと、伸び代のある組織で働いた方が報酬が多くもらえるということです。
これは就活で大企業か中小企業かベンチャーか…みたいな話に通じると思いますが、大学生のアルバイトなのでチャレンジ精神を持って高い報酬がもらえるような取組みをしてもいいのではないでしょうか。
夏季講習は生徒と仲良くなる時間
主に一学期から夏休みに通じる話になります。
当たり前に思うかもしれませんが、入塾する生徒が最も多いのが一学期です。
理由は千差万別ありますが、多い理由の1つとして「思い出づくり」があります。
ちょっと学校の勉強についていけなくなったけど友達とも遊びたいし…
みたいな不純な動機の中学生って結構多いんです。
そこで、放課後の塾が彼らの遊び場と変わるわけです。
この遊びに来ている子供達と仲良くする絶好のチャンスが一学期~夏休みなんです。
2学期以降はある程度塾内が受験モードになるのでピリピリしてきますが、夏休みまでであれば遊びたいモードが先行しているのでこの時期に仲良くなっていることが後々結構重要だったりします。
生徒と仲良くなっていると生徒から信頼されるので、勉強以外にも恋愛や部活の悩みみたいネタも相談されます。そんな話の流れで友達を紹介したいという方向になったりもします。
このように生徒からの信頼を得ることで口コミ的に生徒を増やしていくことができました。
生徒数が少ない塾でしたので入れる授業数も少なかったのですが、生徒数アップを機に学費を稼ぐのに充分な授業数を確保することができました。
もちろん、生徒数アップで塾側からの信頼も獲得できたのでいろんな意味で働きやすくなったりもしました。
冬期講習は特別勉強会を企画してボーナスゲット
夏休みまでに増やした生徒としっかり仲良くなって挑むのが冬期講習です。
受験生は最後の追い込みということもありピリピリした雰囲気の中、冬期講習がスタートします。
塾側が企画する冬期講習をベースに冬休み中のカリキュラムが組まれますが、これとは別に私自身が勉強会を企画、提案して生徒のコマ数を増やすことで客単価を上げるような試みも実践していました。
具体的な話をすると…
塾側のカリキュラムでは、決められたテキストを淡々とこなすだけなので過去問対策や苦手分野対策ができてませんでした。
分野特化の勉強会をすることで、勉強している感が生まれるので生徒や親御さんも安心感を感じることができます。
実際、ある程度の生徒に対しては効果のある勉強会になるようにしているので合格率も上がって一石二鳥でした。
(ある程度というだけあって全員には効果はないんですが…ww)
勉強会の開催は生徒一人当たりの授業数が増えるので必然的に講師側の授業数(バイト時間)も増えます。
しかも私が働いていた塾の場合、(残念ながら)社員が過去問対策ができるほどの学力ではなかったので通常よりも時給単価の高くすることができました。
生徒が合格さえすれば、授業料は高くてもクレームにならない
あまり大きな声では言えないのですが、余分に授業を取ってもらって授業数を増やしていたという話です。
例えば、ある生徒とその親御さんに話した内容を紹介します。その生徒は、このまま普通にしていれば志望校に合格できるレベルの学力を持っています。
だからと言って何もしない訳はありません。
「まぁ~…合格はできるとは思うんですが、志望校が人気校ですので冬期講習、少し多めに授業取って頂けると気持ち的にも安心かな…とは思っているんですが~…」
みたいな感じで親御さんに追加の授業を営業したりしていました。
繰り返しですが、別に冬期講習を追加しなくても充分合格できる状況であえてこういう話をしていました。
試験結果は確実なものではないですし、受験生側の立場としては不安は終始つきまとうものです。その不安に目を付けて不安を煽るような話をすると保険も兼ねて授業を追加してくれたりします。
人によっては追加で10万円とか20万円出資してくれる親御さんもいました。
しかし、高額な出資をしてもしなくても「合格」すればいいんです。
受験生側が最も回避したい状況は「不合格」です。
そこさえ回避できればお金はいくら出してもらってもクレームは発生しませんでした。
心苦しい部分もありますがコチラとしても授業数を増やしたいですし、生徒・親御さんの受験リテラシーの低さをビジネスとして利用したと割り切って実施していました。
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