こんにちは。
今回のテーマは、老化防止に効果があるとされる、ビタミンEについてです。糖質が少なく、良質な脂質を含むナッツ類は、最近間食として注目されています。私も出産を経て、老化防止に興味があります・・・在宅時間が増えるとついつい食べてしまうので、適切な間食についても調べたり考えたりして工夫したいと思う今日この頃です。
ゆずにゃんは、最近の湿度の高さにちょっと体がだるいにゃ。
すっきりとしたいにゃね~
酸化を防ぐことで老化防止につながる仕組みも、今後知りたいにゃ!
では、ビタミンEについてみなさんと一緒に勉強にゃー!
ビタミンEとは
ビタミンEには、4種のトコフェロールと4種のとトコトリエノールの8種類の化合物の総称です。
栄養素としては、トコフェノールが高い生理作用を持ちます。トコフェノールにはα、β、γ、δ型の4種類があり、α型が最も高い作用があります。
ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種で、強い抗酸化作用を持ちます。
詳しい作用については、次項をご覧ください!
ビタミンEの働き
先述のとおり、ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、体内では脂質とともに腸管を経てリンパ管より吸収されます。
主に細胞膜のリン脂質内に存在し、他の脂質を酸化から守る働きをしています。
また、過酸化脂質の生成を抑制したり、血中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)の酸化を抑制したり、赤血球の破壊を抑制したりする働きもあります。
LDLコレステロールは、酸化して血管壁に蓄積することにより動脈硬化の原因になることもありますので、ビタミンEを摂取することで動脈硬化の予防につながることが考えられます。
食事摂取基準
私たちの体内では、ビタミンEはほとんどがαートコフェロールとして存在しているため、食事摂取基準ではαートコフェロールを目安量として設定しています。
1日の目安量は、18歳以上の男性で6.5mg、女性で6.0mgです。
耐容上限量は、18~29歳の男性で800mg、女性で650mgとなっていますが、後述するようにこのビタミンは脂溶性ビタミンではありますが体内に蓄積しにくいものであるため、過剰症は起こりにくいとされています。
欠乏症と過剰症
ビタミンEが欠乏すると、冷え性や肩こり、頭痛、シミやシワの原因となります。
また、LDLコレステロールの酸化を抑制する働きがあるので、不足することで動脈硬化の原因となることがあります。
ビタミンEは摂取量の3分の2が排泄されるため、通常の食生活においては過剰症は起こりにくいです。ただし、サプリメントを服用される際には注意が必要です。
多く含む食品
- 種実類(アーモンドやピーナッツなど)
- 油脂類
- 魚介類
- 穀類
- 豆類など
ビタミンEは光に弱いため、これらの食品の保存には注意が必要です。
まとめ
ビタミンEは、熱や酸には強いため、調理法を気にせずに摂取することができます。ナッツ類は、光に当たらないように保存をしておくことで劣化を防ぐことができます。
現在の日本人の食生活においては、特に不足をしていることはないようですが、酸化は老化につながりますので、少し意識して摂取したい栄養素であるといえます。
脂溶性ビタミンは体に蓄積される、という性質がありますがこのビタミンEに関しては摂取した量の3分の2が排泄されるといわれています。食品から摂取する分には過剰症のリスクは低いと考えられますので、動脈硬化の予防のためにもさまざまな食品を摂取することをおススメします!
ゆずにゃんの体も、酸化が起こっているのにゃね。
若々しくいるためには普段の生活が大切にゃ。
でも、たまには息抜きも・・・
食べる楽しみを取り入れつつ、健康で元気な生活ができるように過ごしていきたいにゃ!