こんにちは。
以前の国立がん研究センターが発表した記事はご覧いただいたでしょうか?
納豆の摂取量が多いほど、循環器疾病死亡リスクが低くなるという調査結果が発表されました。この納豆には多くの栄養素が含まれていますが、今回は特にビタミンKに注目して解説をしたいと思います。
以前の記事をご覧になりたい方は下記のリンクからどうぞ。
ビタミンKは納豆以外にはどんな食品に多く含まれているのかにゃ?
納豆が苦手な方も、別の食品から摂取できると良いにゃね。
大豆は”畑の肉”と呼ばれるほどタンパク質を含んでいるにゃ。
また、様々な加工食品にも使われているにゃ。
詳しくは下のリンクからぜひご覧くださいにゃ!
ビタミンKとは
天然にはビタミンK1とK2が存在しています。
ビタミンK1はフィロキノンと呼ばれ、植物の葉緑体に存在しています。
食品では、野菜類に含まれています。
ビタミンK2には動物性食品に含まれるメナキノンー4と納豆に含まれているメナキノンー7の2種類があります。
ビタミンKの働き
ビタミンKは血液凝固因子に関わる働きをしています。
血液の凝固に必要なプロトロンビンは肝臓で生成されます。その時に必要な補酵素が、このビタミンKです。ビタミンKが不足するとプロトロンビンの生成ができず、血液が凝固しにくくなってしまいます。
また、カルシウムを骨に定着させて骨の形成を促進するという働きもあります。この働きを利用して骨粗鬆症の治療薬としても使われています。
そして、動脈の石灰化を抑制する働きもあり、血管の健康を保つ働きにも関わっています。
食事摂取基準量
ビタミンKの目安量は、18歳以上の男女ともに150μgとなっています。
耐容上限量は設定されていませんが、ワーファリンという血栓を防止する薬を服用している場合は、納豆などのビタミンKを多く含む食品の摂取が制限されることがあります。
欠乏症と過剰症
ビタミンKは腸内細菌によっても生成されます。
したがって腸内細菌が少ない新生児は消化管出血や頭蓋内出血が起こることがあります。
過剰症は起こりにくいとされています。
多く含む食品
- 藻類
- 野菜類
- 豆類
- 肉類
- 乳類
- 卵類
- 油脂類など
特に納豆には豊富に含まれています。
まとめ
新生児はビタミンKが不足することがあるため、私の子どももビタミンK2シロップを飲みました。
病院によっては追加で飲ませることもできるようですので、心配な方は足しても良いと思います。
血液はサラサラが良い、なんて話もよく聞きますが、血液が凝固しにくくなってしまうことも問題があります。
どちらもバランスととることが必要ですね。
日本人の食生活ではビタミンKは現在不足している方は少ないようですが、納豆をはじめ大豆発酵食品には多くの効能が期待されています。ぜひ取り入れてくださいね!
ビタミンシリーズも次回の記事で最終回だにゃ!
ビタミンを摂ろう!と言っても色々な種類があることが分かったにゃ。