脂質②~健康診断でも気になる!?中性脂肪を構成する脂肪酸の種類と働きを解説します~

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不足しがちなDHA&EPAを手軽に!
まぁさん
まぁさん

こんにちは。
オリンピックの延期も決まり、今年の社会情勢は年始から目まぐるしく動いていますね。この記事をご覧いただいている皆様は体調はいかがでしょうか。
今回は健康診断の血液検査の項目の1つにもある、中性脂肪を構成する物質、脂肪酸について解説をしたいと思います。
以前の記事でも、IPAやDHAについて触れましたが、今回はもう少しざっくりとした形でお伝えしたいと思います。

ゆずにゃん
ゆずにゃん

中性脂肪を構成する脂肪酸って聞くと、健康にはあまりよくないイメージがあるにゃね。
脂肪酸といっても、ゆずにゃんの好きな魚に含まれる種類と肉に含まれる種類とでは、生理活性が違うにゃね。
よく読んで、今晩のおかずを考えるにゃ。(猫はキャットフードだけですよ)

脂肪酸の種類①飽和脂肪酸

脂肪酸の種類1つ目は、飽和脂肪酸です。
これは、常温で固体のものが多く、脂と書かれます。
代表的なものはステアリン酸やパルミチン酸です。

飽和脂肪酸の多くは、動物の脂肪に含まれています。
肉類を中心に、ラード(豚の脂)、ヘット(牛の脂)、ショートニング(植物油脂をクリーム状に加工したもの)、バターなどに多く含まれています。
それぞれは固体の状態で、色は白からやや黄色のものが多いです。

飽和脂肪酸は、体内では血中のコレステロールを増やす働きがあり、摂りすぎることで動脈硬化などの原因になる恐れがあります。

脂肪酸の種類②不飽和脂肪酸

2つ目は、不飽和脂肪酸です。
代表的なものはオレイン酸、リノール酸、リノレン酸、IPA、DHAなどです。
オレイン酸やリノール酸、リノレン酸は植物油に多く含まれ、オリーブ油が有名です。
また、IPA、DHAは青魚の油に多く含まれ、健康成分として注目されています。

この不飽和脂肪酸は、常温で液体のものが多く、油と表記されます。
植物油は、家庭でもよく利用されますので馴染みがありますが、魚油は臭いや構造の不安定さから、あまり家庭用としては流通していません。IPAやDHAを摂取するには、生魚から摂ることが効率のよい摂り方ですが、近年はサプリメントとして販売されているので、手軽に摂取しやすいかもしれません。

飽和脂肪酸が血中のコレステロールを増やす働きがあるのに対して、こちらの不飽和脂肪酸、特にIPAやDHAには、血中のコレステロールを減らす働きがあることが知られています。
肉類に比べて、魚の油は摂取しにくいので積極的に献立に摂り入れたいですね。

必須脂肪酸とは

人が生きていく上で必要な栄養素であるにも関わらず、体内で合成できない栄養素は多くあります。ビタミンCや特定のアミノ酸などがそれに当たりますが、実は脂肪酸の中でも体内で合成することができず、食物から摂取しなければならないものがあります。

それらをまとめて必須脂肪酸といいます。
先ほどの不飽和脂肪酸でもある、リノレン酸やリノール酸などです。
油は少量でもエネルギー発生量が多く、ダイエットをする時には避けたい食品の1つでもありますが、健康な体を維持するためにはある程度の量が必要です。

必須脂肪酸である不飽和脂肪酸は、酸化しやすい、つまり劣化しやすい構造をしています。
光や熱により、酸敗という変化をすることもあります。酸敗した油は健康被害をもたらすこともあり、油の管理は重要です。少量の油を、ぜひ新鮮な状態で摂ることを心がけてもらえればと思います。

まとめ

まぁさん
まぁさん

脂肪酸は、肉類や植物、魚といった幅広い食品に含まれていますね。
不飽和脂肪酸は、更にn-3系やn-6系といった種類もありますので、詳しくは下の動画をご覧ください。

ゆずにゃん
ゆずにゃん

お肉の脂がコレステロールを増やすから食べるのをやめよう・・・
ではなくて、魚や植物の油も次に摂ったらいいんだな!と足し算の思考も大事だにゃ!
次は植物油の種類を解説するにゃ!
スーパーでも、色々な種類が売っているから、今度じっくり見てみるにゃっ!

不足しがちなDHA&EPAを手軽に!

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