

こんにちは。
最近食べ物が口にしみるなぁ・・・
と思っていたら、口内炎が!
という方はいませんか?ストレスもたまりやすい世の中ということもあり、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回のテーマは、リボフラビンです。ビタミンB2のことです。
黄色の色素として使われることもあり、栄養ドリンクの色として目にする機会もあります。
特に、成長期の子どもには欠かせない栄養素ですので、どんな働きをしているのかぜひ記事をご覧ください!

栄養ドリンクは、茶色のビンに入っていることが多いにゃね。
あれは、光から守るためにゃね。
給食の牛乳にも、このリボフラビンが多く含まれているから
エネルギーがたくさん必要な子どものために、という意味もあるんにゃね!
ビタミンB2とは
ビタミンB2は、化学名ではリボフラビンと言います。
「発育のビタミン」とも呼ばれ、成長期に欠かせない栄養素です。
髪や皮膚、爪などをつくる成分の1つでもあります。
リン酸が1つ結合したフラビンモノヌクレオチド(FMN)やこれにAMPが結合したフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)といった形があります。
黄色い色素として、着色料として使われることもありますので、ぜひ食品の表示を見てもらえたらと思います。
一方で、光に弱く、アルカリ(重曹)で加熱をすると分解してしまうので注意が必要です。
ビタミンB2の働き
細胞中のリボフラビンは前述したFMNやFADといった形に酵素タンパク質が結合した状態で存在しています。これらは調理や消化により、タンパク質が変性して分離し、リボフラビンとして小腸で吸収されます。
そして、吸収されたリボフラビンは再びFMNやFADに変換され、炭水化物や脂質、タンパク質の代謝やエネルギーの産生に必要な補酵素として働きます。
摂取基準量
1日の推奨量は、日本人の摂取基準量2015年版より
女性では18~49歳で1.2mg、50歳以上で1.1mg
男性では18~49歳で1.6mg、50~69歳で1.5mgとされています。
また、過剰摂取による健康被害は確認されていないため、耐容上限量は設定されていません。
欠乏症と過剰症
欠乏症としては、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ役割も担っているため、口内炎や口角炎、舌炎、皮膚炎、角膜炎といった症状が起こることが考えられます。また、エネルギーの産生に関わる補酵素としての働きも持つため、特に成長期の子どもにおいて不足すると成長障害を起こすことがありますので、十分な摂取が必要になります。
過剰症としては、余分なリボフラビンは尿中に排泄されますので、起こることはないと考えられます。
多く含む食品
- 魚介類
- 乳、乳製品
- 豆類
- レバー
- 酵母
- 卵
- 緑黄色野菜
特に豆類では落花生に多く含まれています。
牛乳はタンパク質やカルシウムも豊富なため、成長期の子どもにとって必要な栄養素を摂取しやすい食品であると言えます。
まとめ

ビタミンB2は、乳や乳製品から摂りやすい栄養素と言えますね。
また、ビタミンB1と同じように、エネルギーの産生に必要な栄養素ですので、エネルギーをたくさん必要とする子どもや体を動かす機会が多い方にとっては不足がないように摂取したいですね。
ビタミンB群と呼ばれるビタミンは、どれも水溶性のため、光や加熱に弱く、水に溶けやすい性質です。調理において、工夫することも大切になってきますので、おススメの調理法や食べ方についても今後解説をしたいと思います!

補酵素、と言われてもなかなかイメージが難しいにゃね・・・
体の中で栄養素がどんなふうに働いているのかも知りたいにゃ!
これからも日々勉強にゃ・・・♪

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