こんにちは。
今回からは、三大栄養素の3つ目、タンパク質について解説していきます。
タンパク質と言えば、お肉!ですね。お肉好きな方、多いのではないでしょうか。また、良質な筋肉をつくるためにプロテインを飲む、という方もいると思います。タンパク質がどんな栄養素であるのか、そしてタンパク質を多く含む食品の美味しい秘密についても紹介したいと思います。
キターーーーーーーーー!
ゆずにゃんの大好物、タンパク質にゃ!!!
お肉も魚も大好き!
鶏肉に鰹節に、チーズに・・・・じゅる
勉強して、もっと美味しく食べるにゃ!
(ゆずにゃんはカナガンですよ)
タンパク質の語源
まず、タンパク質の語源から解説したいと思います。
タンパク質は、英語でProtein(プロテイン)と言います。
このプロテインの語源はギリシャ語で、プロティオスという言葉で、意味は”一番大切なもの”、つまりタンパク質は私たちにとって大切な栄養素であることを表しています。
また、中国語で蛋白質の”蛋”は卵の意味があります。
これも、卵には良質なタンパク質が多く含まれていることから、タンパク質は生命を育てる大切な栄養素を示していることが分かります。
語源から見ても、タンパク質の大切さはイメージできたと思いますが、実際にタンパク質が私たちの体にとってどんな働きをしているのかを、次の項目で見ていきたいと思います。
タンパク質の働き
1つ目は、筋肉や臓器、血液の構成成分になる働きです。
例えば爪や髪の毛はケラチンと呼ばれるタンパク質、皮膚はコラーゲンと呼ばれるタンパク質からできています。
2つ目は、酵素の主成分となることです。
私たちは、食物を摂取してそれをエネルギーに変換することで生命活動を維持しています。この食物からエネルギーに変換することを代謝といいます。
この代謝を行う時に必要になるのが、酵素です。酵素は、消化や吸収を促進したり、エネルギーの変換をスムーズに行うための補助的な働きをしたりしています。酵素がなければ、私たちはたとえ食物を摂取したとしても栄養素を消化や吸収できず、また、エネルギーとして使うこともできませんので、生命活動を維持することはできなくなるのです。
3つ目は、1g当たり4㎉のエネルギーを発生することです。これは、炭水化物や脂質に比べて、エネルギーに変換される優先順位が低いため、炭水化物や脂質の摂取量が著しく減少した場合に限り、エネルギーへと変換されます。タンパク質がエネルギーに変換される時はケトン体と呼ばれる物質ができます。このケトン体の値を測定することで、栄養状態を確かめることができます。
アミノ酸
私たちの体は、常に新しい細胞が作られ、古い細胞と入れ替わっています。これを新陳代謝といいます。体内に存在するタンパク質も、他の組織の細胞と同じように古いものが分解され、新しいもので構成されています。
そのタンパク質を構成する成分を、アミノ酸といいます。体内で生成されたり、組織の構成成分として使われているアミノ酸は、約20種類あります。そのうちの9種類が、体内で生成することができない”必須アミノ酸”と呼ばれるもので、食品から摂取しなければなりません。
必須アミノ酸については、次の記事で詳しく解説をしたいと思います。
また、タンパク質の1種、コラーゲンについては下の記事をぜひご覧ください。
飲むコラーゲンや食べるコラーゲンは、翌日本当にお肌がプルプルになる効果があるのか、栄養士目線で考察しています。
まとめ
タンパク質は、海外でも体をつくるために大事な栄養素として考えられてきたことが、語源から分かりますね。私が学生時代の時は、お肉を食べたら太る!なんて噂があって、女子小中学生の間ではダイエットの為には控えないと、という時期がありました。現在では、肉食系、という言葉が流行っているように、お肉好きな方が増えましたし、炭水化物や脂質と違って体内ではエネルギーに変換されることが優先の栄養素ではありませんので、食事において必ず摂り入れてほしいと思います。ただし、腎臓病を患っている方や、タンパク質量の摂取制限がある方は、注意が必要な栄養素でありますので、かかりつけの医師や専門家の指示がある場合は、むやみな摂取はお控えください。
ゆずにゃんの体も、毎日新しくなっているにゃね。
美味しいご飯を食べることも大切だし、目には見えないけれど健康な体をつくるためのご飯を食べることも大事にゃね!
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